開催概要


 アーツさいたま・きたまちフェスタVol.9が、盛大に開催されますことを、心からお喜び申し上げます。
 アーツさいたま・きたまちフェスタは、地域の皆様が気軽にアートを楽しめるイベントとして定着しており、継続して企画運営に 携わられている主催者及び関係者の皆様に敬意を表す次第です。
 前回盛況であったリヤカーアートに引き続き、今回は市民の皆様にとっても、自転車のまちづくりを進める本市にとっても馴染みの 深い自転 車がテーマということで、さらに多くの皆様が観て、参加して、楽しんでいただけるイベントとなることを期待しております。
 さて、本市では、昨年度よりスタートした新しい文化芸術都市創造計画をもとに、市民等が生き生きと心豊かに暮らせる「文化芸術都市 さいたま」の創造に向けて、様々な取組を進めております。
 今年は、「共につくる、参加する」市民参加型の芸術祭として、「さいたま国際芸術祭2023」の開催を予定しております。
 この芸術祭を成功させるためには、文化芸術に携わる皆様方の御協力が必要不可欠であると考えております。
 皆様方におかれましては、今後とも本市の文化芸術の振興にお力添えを賜りますよう、お願い申し上げます。
 結びに、今回のイベントの御成功と、関係者及び御来場の皆様の御健勝を祈念申し上げまして、挨拶とさせていただきます。

さいたま市長 清水 勇人

 アーツさいたま・きたまちフェスタは2014年度より、さいたま市北区きたまちエリアにおいて、 賑わいの創出と創造力の活性を促す地域発信型アートフェスティバルとして毎年開催してきました。 地域の皆さまに暖かく支えられ、おかげさまで第9回目を迎えます。
 私たちは“さいたまオリジナル” のユニークな文化芸術事業にすべく毎年企画を練ってきました。昨年度(第8回)行った“リヤカーアート” が屋内外を移動可能な現代アートとして好評であったため、今年も機動性に富んだツールとして “自転車”をテーマにしました。自転車は生活に密接した乗りものであり、生活都市さいたま市民にとっては 「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」でも馴染みの深いものです。
 今回参加するアーティストたちは、自転車に現代アートのエッセンスを加えたオリジナル“自転車アート”を制作します。
 青空の下、ワークショップやパフォーマンスを繰り広げ、楽しい非日常感を地域の皆さまに提供出来たらと考えています。
 そしてこのイベントを通して、観賞者一人ひとりの心に創造の種を撒いていき、来年度開催予定の「さいたま国際芸術祭2023」へ向けて、 地域に文化芸術の気運を高めていけたらと思っています。

アーツさいたま・きたまち実行委員会 代表・飯島浩二

■名称:

アーツさいたま・きたまちフェスタ Vol.9・ASK9 “ART-Chari”

■会期:

2023年3月24日(金) ~ 26日(日)

・24日(金) 15:00-20:00
・25日(土) 10:00-18:00
・26日(日) 10:00-18:00
 ※大宮北ハウジングステージ・インフォメーションセンターは18:00まで

■会場:

プラザノース(メイン会場) ノースギャラリー1,2,3,4,5,6
ステラタウン2Fセンターコート
ステラタウン屋外大階段下スペース
大宮北ハウジングステージ・インフォメーションセンター

■入場料:

入場無料
※マスク着用の上、ご来場ください。

■展覧会予定参加作家:

阿目虎南、飯島浩二、市川平、牛島達治、佐藤時啓、佐塚真啓、樋口保喜、shin-sei、ONIGIRI

■主催:

アーツさいたま・きたまちフェスタ実行委員会

■後援:

さいたま市

■助成:

さいたま市文化都市創造補助金

■協賛:

ノーザンハートきたまち発展会ほか

会場アクセス

NEWS


2023年3月24日(金) ~26日(日)
アーツさいたま・きたまちフェスタ Vol.9・ASK9
“ART-Chari”開催決定

アーティスト


「ケンタウロスの末裔」

自転車の形態は美しい。人間を載せて自走するための、用を備えたムダのない流線的フォルム。では我々の肉体はどうだろう。足は足、頭は頭として、役割を担う。 …果たしてそうか?腕は本当にそう使うものなのだろうか、尻はサドルに載せるためのものだろうか。そして、それらをどう使う?あり得たかもしれない、ぎこちなく もそのものでしかないカタチ。仮想的なカラダの有り様、その使い方について、ちょっと考えてみよう。

阿目 虎南 / Conan Amoku

振付家/ダンサー 燦然CAMP主宰 A5yl/燦然光芒芸術監督 さいたま市出身。武蔵野美術大学彫刻学科卒。 2008-2019年 大駱駝艦に所属、麿赤兒に師事 主な振付/出演舞台:「大馬車道 虎の舞」(文化庁、現代舞踊協会主催) 英国アカデミー賞公認映画祭 Aesthetica short film festival ダンス部門入選(主演映画、James Latimer監督「BUTOH DANCE」) International Gombrowics Festival 団体賞受賞
「五百年前の原動機付自転車」

巷で言われる「原付」とは、「原動機付き自転車」の略称である。元々は自転車に小型エンジン(50cc未満)を搭載したシンプルなものだったが、時代の流れと共にスクータータイプが主流となり、所謂「原付」は、ここ50年で殆ど見られなくなった。近年は「電動アシスト自転車」が新たな主役となっているが、今回その時代に逆行して「原動機付き自転車」をつくってみた。しかしながら制作の過程で、時代を逆行し過ぎてしまい“500年前の原動機付き自転車”となってしまった。

飯島 浩二 / Koji Iijima

1973年 横浜市生まれ、2011年〜さいたま市在住。1997年 武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業。1999年 文化庁国内芸術インターンシップ研修員。動力搭載の動く彫刻を用いた展覧会やパフォーマンスを国内外で展開し、2007年からは米国ロサンジェルスを拠点に活動。2011年に文化庁新進芸術家海外研修を終えて帰国。 主な展覧会は、光州ビエンナーレ2004(韓国)、第2回パリクティン火山国際芸術祭(メキシコ)、さいたまトリエンナーレ2016<ホームベースプロジェクト>など。現在、NPO法人コンテンポラリーアートジャパン理事、女子美術大学非常勤講師、武蔵野美術大学特別講師、さいたま国際芸術祭2023市民プロジェクトキュレーターなど。
「クーリングターボチャージャー」

自転車という道具は人類の偉大なる発明だ。故に自転車泥棒は大罪である。

市川 平 / Taira Ichikawa

1965年東京都生まれ。特殊照明作家。1991年武蔵野美術大学大学院修了。 主な個展に「TOKYO UNIT LIFE」(スパイラルガーデン、1993年)、「真空の香り」(西村画廊、1997年)「バオバブ・プランテーション」(キリンプラザ大阪、2000年)など。主なグループ展に「知覚の扉」(豊田市美術館、2010年)、「鉄道美術館」(岡本太郎美術館、 2016年)、「ラブラブショー2」(青森県立美術館、2017年)、「セルフコラボ展」(発電所美術館、2021年)などがある。

www.taira-ichikawa.com/
「足踏み駆動式遊覧椅子」

対話型足踏式よもやまお散歩マシーン、足踏式駆動で進む車椅子のようなもの。 介助式車椅子のように人を乗せ、風景を巡りながら語らう、あるいは沈黙する。 何処かにて、ゆっくりと進みながら風景が移ろうことにより何らかの記憶がゆりおこされるような体験と、その出来事を共有することを試みる装置。

牛島 達治 / Tatsuji Ushiima

1958年東京生まれ。80年代初頭、現代美術の寺子屋、「Bゼミ」に参加するも1年で中退。その後独学で活動を始める。2003年より武蔵野美術大学彫刻学科などで、講師を務める。 メカニカルな仕組みや時間軸にともなう変化=動き、自然科学や終わりのないいとなみに惹かれる。しかし、私の表現(≒問い)は、それらを造形的に、あるいは、工学的な合理性で解決しようとは思わない。いずれも大切な方法ではあるが、どちら側にも寄りたくはない。造形と工学を地平として立ち上がるのだが、頭部をどこにむけるかということ、例えば、僅かにずれた2枚の図像から視線のコントロールで立体視する時のように、第三の状態の所在を組み立てて行きたい。
「リヤカーメラ」

移動式のCamera Obscuraである。籠部分に乗客がのり、移動する事によりイメージが動画となって風景を映し出す。もともと1997年に参加したバングラデシュビエンナーレで制作したリキシャカメラが原型になっている。私自身が面白がっている光がイメージになる仕組みを、幅広く体験してもらうため写真作品とともに制作を続けている。この赤は森の中で一番目立ち疾走感が持てるように赤に3%の黒を混ぜてフェラーリレッドにした。

佐藤 時啓 / Tokihiro Sato

1957年山形県酒田市生まれ.長時間露光により風景や物事の間に光を彫り込んでいくような写真作品の制作や,カメラの構造による公共的な場や空間,装置を各地に展開している。2000年代からは、ワンダリングカメラやバスカメラなど移動する事と組み合わせた乗り物としてのカメラを制作。リヤカーメラは2011年から展開しており、写真作品というスタティックなものを制作しながらダイナミックな光によるイメージの体験普及に力を注いでいる。
「人生に彩りを添える新しい自転車の使い方を考える会」

自転車は多くの人が使っている。とても手軽で便利な乗り物だ。歩くより早く移動ができる。ガソリンも使わない。人間の力を拡張する道具。自転車の仕組みや構造は美しい。理にかなっている美しさ。改めて説明するまでもなく自転車は魅力的だ。そんな自転車を更に便利に、更に魅力的にすることは可能なのだろうか?今回、無茶は承知のもとで「人生に彩りを添える新しい自転車の使い方を考える会」を開いてみる。

佐塚 真啓 / Satsuka Masahiro

1985年静岡県静岡市生まれ。丑年。おうし座。長男。A型。右利き。1992年、鳥山明の漫画ドラゴンボール27巻に出会い感動する。中学、高校は丘の上の男子校に通う。チャリ通。2005年、武蔵野美術大学入学と共に上京。2009年、ムサビ卒業。2011年、青梅市に移住。2012年、友人知人と共に「国立奥多摩美術館」を企画。2018年、「株式会社佐塚商事 奥多摩美術研究所」を設立、所長になる。常に「美術」という言葉が色々な物事を考えるときのキーワードになっている。1日8時間の睡眠を心掛けている。冬はガタガタ震え、夏はダラダラ汗をかき過ごしている。
「共乗りノリノリYO!」

ONIGIRIの鉄の作品「共に」。今回はラッパーのshin-seiが「共乗り」する形となった。 「共に」のコンセプトの根幹である身体機能の拡張は、フリースタイルラップをこの鉄のマシーンのハンドルへと変換させる。新たな変化を迎えた1つの乗り物はどこへ向かうのだろうか。「共乗り」した我々は、路上の共同制作を始める。

shin-sei

1995年生まれ。さいたま市出身のラッパー。武蔵野美術大学彫刻学科を卒業。数々のライブハウスでのオープンマイクや、路上のサイファーに飛び入り参加。主な代表作は、一生涯ラッパーである事を宣言する映像作品「ラッパー宣言」や、3日間合計15時間のフリースタイルラップパフォーマンス「ラッパー宣伝」など。

ONIGIRI

1995年生まれ。武蔵野美術大学彫刻学科を卒業。幼少期から粘土や絵に興味があり、在学中は「身体機能の拡張」をテーマに、鉄、ステンレス、などの金属を用いた作品を制作。2019年度に出展した卒業制作展では、「共に」という作品を出展し、パフォーマンス形式で展示。現在は自動車会社にてクレイモデラーとして働きながら工房を持ち、制作活動を行なっている。
「ねこまみれチャリ」

2019年頃より終年を迎えようとする飼い犬を形に留めようと制作を行なっていた。
秋の台風19号により荒川河川敷のアトリエが水没、後片付けの休憩中、近隣の猫が何事もなかったかのようにあくびをしながら日向ぼっこ・・・その存在の不思議さから制作を続けている。
今回は自転車とのマッチングによる制作との事、不思議なもとの出会いを試みたい。

樋口 保喜 / Yasuki Higuchi

1959年三重県生まれ。1991~さいたま市(大宮市)在住。1985年武蔵野美術大学大学院美術研究科彫刻コース修了。1989年武蔵野美術大学パリ賞によりパリ滞在。1990年より主に鉄による作品を制作、個展、グループ展開催多数。2019年頃より小さなの犬や猫を制作。2022大地の芸術祭(新潟県十日町市)など。

パフォーマンス


  • 3/24

    17:00-18:00

    ◎オープニングパフォーマンス

    ASK9出展作家によるオープニング

    ・日 時 : 1月8日(土)17:00〜18:00
    ・場 所 : プラザノースギャラリー内
    ・内 容 : 出展作家たちによる“アート自転車”を用いたオープニングパフォーマンス

  • 3/25-26

    11:00-18:00

    ◎屋外パフォーマンス

    ASK9出展作家による屋外パフォーマンス

    ・日 時 : 3月25日(土)、26日(日)11:00〜18:00
    ・場 所 : 屋外ステラタウン大階段下スペース
     ※雨天の際はノースギャラリー内で行います。
    ・内 容 : 各出展作家がアート自転車を用いたパフォーマンスを行う。(1時間毎タイムスケジュール制)

    ★11:00 飯島 
    ★12:00 樋口 
    ★13:00 佐藤 
    ★14:00 牛島 
    ★15:00 shinsei&ONIGIRI 
    ★16:00 阿目 
    ★17:00 市川 

ワークショップ


  • 3/25

    3/26

    ◎ワークショップ

    “佐塚真啓”「人生に彩りを添える新しい自転車の使い方を考える〜ワークショップ」

    (同時間2,3組くらいまで)
    ・日 時:
    3月25日(土)10:30-17:00
    3月26日(日)10:30-17:00
    ・場 所:大宮北ハウジングステージ・インフォメーションセンター屋外入り口付近(*雨天時:屋内)
    ・講 師:佐塚真啓 (奥多摩美術館館長)

ギャラリートーク


  • 3/24

    18:30-19:30

    ◎ ギャラリートーク

    ギャラリートーク

    ・日 時 :3月24日(金)18:30〜19:30
    ・場 所 : プラザノースギャラリー内
    ・内 容 : 「出展作家による作品解説およびASKタイム(質疑応答)」

アクセス


ステラタウン

〒331-0812 埼玉県さいたま市北区宮原町1丁目854-1
メイン会場:プラザノース2Fギャラリー

■電車
・埼玉新都市交通伊奈線・ニューシャトル「加茂宮駅」下車、徒歩約5分
・JR東北線(宇都宮線)「土呂駅」下車、徒歩約15分
 ※土呂駅西口から無料シャトルバスがステラタウンまで毎日運行中

■バス
・コミュニティバス「北区役所線」北区役所下車
・JR大宮駅 路線バス「上尾行き」「上尾車庫行き」北区役所下車

■自動車
・JR大宮駅より旧中山道上尾方面に約3km(北区役所交差点右折)
・JR宮原駅より旧中山道大宮方面に約1.6km(北区役所交差点左折)
 ※ステラタウン、プラザノース駐車場もご利用になれます。
 ※プラザノース駐車場は、時間帯によって大変込み合う場合がございますのでご注意ください。

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